40代わきが治療前後の記録

保険診療での手術を決意するまでの経過、また、手術後の経過などを記そうと思います

初めての無料カウンセリング

予約していたクリニックのカウンセリングへ行く日が来た。

 

そのクリニックは、ネット検索して、一番最初に出てきたところだった。

他と比較もせず、速攻申し込んだ。

 

地図を見ながら、そのクリニックへ到着した。

エレベーターに、共に数人の女性が乗り込んだ。

みんな私と同じ階でおりるようだった。

 

そのクリニックがワキガ治療以外にどんなことをしているのかさえ、調べていなかったので、私は、みんな私と同じなの?と思ったりして、ちょっと居心地が悪かった。

みんな、慣れた様子で落ち着いているようにさえ見えた。

 

エレベーターを降りると、全員、私と同じ目的地

私は、最後に受付をした。

「〇時に予約していた〇〇です」そう言うと、すぐさま、問診票の記入を促された。

記入するのに、ソファに座った時、先に受付した人たちは、既にどこかの部屋に入っていて。待合所には誰もいなかった。

 

多汗症、ワキガと書いた。

少し抵抗を感じたのは、まだ認めたくないからだったのだろうか?

治療に、何を求めますか?という選択項目に〇をつける欄があった。

完全に治療したいとか、いろいろ

すべてに〇をした。

 

しばらくして、医師のいる部屋に通された。

ドキドキして部屋に入ると、そこには、予想とは違う若い医師がいた。

 

こちらとしては、包み込んでいただけるような、安心感を得られるような、そんな対応をとっていただきたいという願望があるが、第一印象で打ち砕かれた。

 

こちらの思いをくみ取ってもらえるようなそんな懐の深さは持ち合わせていない、頼りないような、つかみどころがないような印象を受けた。

 

だけど、話ししてみないと、分からない。

そう思い、席につき、医師の話に耳を傾けることにした。

 

医師には、覇気がなかった。

とりあえず、保険適応になるかどうかの確認をされる質問だったように思う。

耳垢が湿っているか、遺伝があるか、シャツが黄色くなるかなど・・・

これらがあると、保険適応になるらしい

 

それが分かると、いきなり、手術の説明用紙みたいなものを出されて、手術の説明をされた。

え?いきなり?大変驚いた。

 

間で、ちょいちょい質問をしてみたものの、あたりさわりない範囲での返答だったように思う。

 

こちらは、早く手術をしたいという思いがあるので、あれよあれよと手術する方向へいったのか?

無料カウンセリングに、もっとこちらの気持ちに応えてくれるような、ゆとりのある対応を求めてはいけないのだろうか…

 

術後の安静はどの程度必要なのか?

具体的に、この日に手術をしたら、この日から仕事ですが、大丈夫ですか?

こんな仕事内容ですが、大丈夫ですか?

と確認したら、

 

ん~ ・・・大丈夫だと思います・・・と、なんとも頼りないふう

所詮、他人事で、適当に答えてやしないか?と一抹の不安。

それでも、医師が大丈夫だと言うので、私は、信じるしかなかった。

 

にしても、頼りないな・・・

HPでの医師紹介の中にはいなかったな、この人

そう思いながら、

「手術は、先生がなさるのですか?」と、聞くと、そうですと言う。

 

どうしますか?と聞かれ、この流れで、やはりやめておきますという明確な理由がなかったので、お願いすることにした。

もしかして、こんな頼りないけど、腕は確かかもしれないし…

 

「ここにサインしてください」と、今説明に使った紙に手術の承諾のサインをするように言われて、サインして、診察室を後にした。

 

受付で、正式に予約を取る。

受付の方に、「女性の先生はいませんか?」とあがくかのように聞いてみた。

「別の分院ならいます」と言われる。

 

仕方ない、先ほどの医師が隣の診察室でこの会話を聞いている可能性もあるので、無理なことは言えないまま、そのまま変更せずに予約を取った。

 

「何かありましたら、お電話ください」と言われ、クリニックを後にした。

 

いいのか?いいのか?あそこで手術するのか?

あの先生にやってもらうのか?いいのか?

本当にやるのか?

 

頭の中をそんな言葉がぐるぐるしていた。